マーケティング情報:「コメリ社に見る真のDX戦略」
ホームセンタービジネスでは絶対に採算が合わないとされた1万人商圏=過疎地への出店で見事に成功させてきたコメリ社。
すでに3000店舗が存在しています。
農家などへの徹底した地域密着型に特化し、多くのファンを勝ち取ってきましたが、DX戦略においても新たな成功パターンを形成してきています。
コメリ社の2021年3月期のEC売上高は、前期比23.8%増の156億円。EC化率は4.2%、近々に10%を目指すとしています。
https://netshop.impress.co.jp/node/8671
この4.2%は決して高いものではありませんが、重要なポイントとしてはリアル店舗は小さな商圏で成功させ、オンラインでは全国、全世代を対象に展開し、特定商材で他社よりも品数や価格で優位に立つ、と言う両刀遣いの戦略をとっている点です。
年齢が高い層のお客様を対象にしているという理由で「当社のお客様はオンラインは無理」とDX化に二の足を踏む経営者を多数見てきました。
そう思い込んだ時点で、その会社の成長はそこでストップします。
大切なことは、現在の対象者だけを捉えるのではなく、自社の強みをデジタルの力で角度を変えて市場を獲得すると言う視点を持つことです。
その角度を変えることが、DX化なのだと思います。
またDX化は先行利得だけが話題になりますが、その実後発の方がすべての課題を見据えて展開もできるメリットがあります。
ただ市場が確立されてからスタートしたのでは、追いつくことはできなくなります。
もうひとつの重要なポイントは、少し遅れて走り始め、先行者の課題を十分調査し、一気に改善策を講じて抜き去るのが重要なのだと思います。
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